「評価や効率だけでは満たされない女性〜かまくらのおとを始めるわけ(2) 〜」

私は、元銀行員。


結婚して、子どもが生まれた後も、営業現場に戻り、
10年間、法人営業を続けました。


今、思えば、男性と同等に、
評価されたい、認められたい!
という気持ちも強かったですし、

 
女性の後輩のためにも、
銀行員として、母親として、
完璧なロールモデルであらねば、

 

と、常に思っていました。


今、思えば、誰にお願いされたわけでもないのに、です。笑
 

 
とはいえ、1日は24時間。


朝8時から夜7時まで、フル回転で働き、
帰宅後は、両親もしくはシッターさんから、子どもたちをバトンタッチ。


子どもたちを寝かしつけた後、22〜24時までは、
明日の準備や、自分のための勉強をしていました。


夫も、日をまたいで帰宅するような部署にいたので、
朝、夫と子どもたちを、送り出したら、それきりすれ違い。。


ですから、

 
できるだけたくさんのTODOを、
スケジュールにぎゅっと詰め込み、
 
「ゆとり」や「しなやかさ」なんて、微塵もない、

綱渡りのような、日々を過ごしていました。苦笑

 

 
そんな風に、虚勢を張って、
過ごしていましたけれど、
実は、すごく、すごくしんどかった。


仕事では、評価もされている。


子育てだって、できる限りの工夫をして、
なんとか、両立している。


…なのに、全然、満たされない。


子どもたちの寝姿を見ながら、
本当に大切なものを見落としていないかな、と心が痛む。


今思えば、私の本音、本心が、叫んでいたのだと思います。
 

 
私が、銀行を退職する決心をしたのは、
 
「勤続10年」

という節目、でした。
 

「次の10年はどうなる?どうしたい?」

と思った時に、

「このままでは嫌だ!」

と、強く思ったのです。


賢さや、評価を、死守するよりも、

 
何はなくとも、安心して眠りにつくことができ、
楽しい気持ちで朝を迎えられて、
 
毎日、家族や大切な人と、
笑って過ごせる人生がいい!

  


そう思って、銀行を退職し、
その後、起業をしました。
 

ただ、私自身が、本当の意味で、
望む生き方ができるようになったのは、


起業してから、

ではなく、

もう少し後のこと。
 

 
次に続く。

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