車両に乗った瞬間、
頭上の切り絵に目を奪われた。
　
江ノ電は、いつも、
ちょっと粋なことをしてくれる。
　

　
だから、車内で揺られる時間が好き。
　
今日はどんな仕掛けがあるのだろう、と
ワクワクする。
　
ユーモアたっぷりの広告から
鎌倉を想う時間は、とても贅沢だ。
　

　
ずらっと並ぶ蓮の先に、海の青。
良い景色でしょう。
　
　
江ノ電に揺られて向かった先は
鎌倉高校前。

今日は大切な友人と
ランチにやってきました。
　
随分前に約束していたのだけど
リスケ、リスケで、今日になった。
　
だから、積もる話は、たくさんです。
　
　
今日のお店は、私のお気に入り。
　
江ノ電の線路に侵入しないと辿りつかず、
細い道をゆき、急な階段を登った先にあるのですが、
　
こんなところに、本当にお店があるのかな…
　
というドキドキ感が、またよいのです。
　
　
本当は人に教えたくない
そのお店は、
　
一軒家フレンチ
「バスティーズ（BastiedeS）」
　
　
席に着いた瞬間
目に飛び込んでくるこの絶景は
ため息ものだ。　

今日は最高のお天気。
　
吹き抜ける風も心地よく、
絶好のバスティーズ日和でした。
　

　
地元や三浦半島の食材を使って
丁寧に仕立てられたお料理は、どれもとても優しいお味。
　
　
この贅沢なシチュエーションで
お料理をいただきながら、
　
おしゃべりを延々と楽しみ、
あっという間に３時間が過ぎました。
　　
この景色と波の音が、
次の話題へと、
想像力をかき立てるのでしょう。
　　
　
そろそろという
絶妙なタイミングで、
　　
「お口にあいましたでしょうか」
　
と声をかけてくださる
シェフのお心遣いもとても嬉しい＾＾
　
　
しかし、結局、話し足りず
場所を移して、１時間ほどお茶をすることに。笑
　
　
ここのところ、人と会って
ゆっくり話すことが少なかったから、
　
溢れる言葉を出し切って、
心と体が軽くなったような気がします。
　
　
2022年は、こういう時間を、時々、
いや、たくさん、
自分にプレゼントすることにしよう。
　　
　
かまくらのおと
白河晃子