「鎌倉材木座にて、海のプラスチックごみ問題を考える」
- 2022-07-18
- くらしのおと
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涼しい風が吹き抜ける夏の夕暮れ。
鎌倉の海は「時間よ止まれ」と思わずにはいられないほど幻想的な景色になります。

鎌倉に住んでいても滅多に海には行くことはないのですが、昨日は珍しく月乃 南さんにお声掛けいただき鎌倉材木座へ。
海洋プラスティックZEROサミットさんが企画するイベント
「映画上映会&ビーチクリーン」
に家族で参加してきました。
上映されたのは、
「マイクロプラスチックストーリー ぼくらが作る2050年」
世界8カ国、36の映画祭に正式招待された作品で、日本語吹き替え版は、オーディションに選ばれた全国の小学生アンバサダーが担っているそうです。

この映画によると、海にあるプラスチックごみの重量は、2050年には、なんと世界の海にいる魚の総重量を超えるのだそう!(衝撃)
この映画は、そんなプラスチック汚染問題を、ニューヨークの小学5年生が調査し、根本的な解決に向けた具体的なアクションを起こしていくまでの2年間を追ったドキュメンタリーでした。
飲食店のストローが紙製になったり、スーパーのレジ袋が有料化されたりとプラスチック削減に向けた世界的な動きは感じていたけれど、恥ずかしながら、事の深刻さを初めて痛感しました。
海の汚染は、食物連鎖を通して必ず私たちに返ってきます。
今から28年後…そう遠くない未来です。
一方、物ごとの本質に向かう子どもたちの素朴な疑問やまっすぐな視点。さらには、地域を動かしていく情熱に希望も感じました。
大人が作った問題だけれどそれを解決するには、子どもたちの力が欠かせません。
上映会には鎌倉エリアに住む子どもたちがたくさん参加していて、1時間半の間全員真剣に見ていたのがとても印象的でした。
上映会の後は、材木座ビーチに場所を移して、ビーチクリーンにチャレンジする機会もいただきました。
鎌倉の海岸は、地域の方や行政の美化意識も強く、もともと綺麗な方だと思いますが、それでも足元をよーく見るとプラスチックゴミがちらほら。


たった数十分でしたが、自分たちができることを行動に移し、清々しい気持ちになりました。
私たちの目に映る世界は地球のほんの一部だけれど、少なくとも一人一人が「その目の前の景色をどうしたら今より少しでも良い状態にできるのか」という意識を持つことができたら、誰もが(生き物も)安心して生きていける未来に近づくことができるのではないでしょうか。
写真のように美しい鎌倉の海をどうしたら守っていくことができるのか。
我が家も日常生活の中で、引き続き子どもたちと一緒に考えてみたいと思います。
かまくらのおと
白河 晃子

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