春の源氏山を歩く〜葛原岡神社〜

鎌倉というと海のイメージだったのですが
最近はすっかり山に魅了されています。

4月最初の日曜日は、夫と次男と3人で近くの「源氏山」へ出かけました。

鎌倉の子どもは決まって遠足で訪れる場所で
鎌倉駅から徒歩20分ほどの距離にあるなだらかな山。

冬の間は足が遠のいていましたが
春になると無性に歩きたくなります。

いくつかハイキングのモデルコースがあり
日によって道のりを変えるのも楽しいです。

今回は鎌倉七切通しの一つとして知られる
仮粧坂(けわいざか)切通しから山に入り
山中にある「葛原岡神社」を目指しました。

葛原岡神社は、日野俊基卿を奉る「昇運」「縁結び」で有名な神社です。


神社の南側には日野俊基卿のお墓も残されています。

明治20年に建立された比較的新しい神社ですが
鎌倉の自然と見事に調和した景色が素晴らしく
普段から地元の方で賑わっているように思います。


境内の前にそびえる大きな桜の樹々は満開を過ぎ、吹く風はもう新緑の匂いがしました。

空気が清々しくしばらくここに佇んでいるだけで元気になりそうです。

参拝を終えた後は、鎌倉大仏近くにある
次男お気に入りの公園に向かうことにしました。

そう、その気になれば鎌倉大仏までも
ハイキングをしながら歩いていけるのです。

(緑の濃淡の中にパッと咲く山桜が美しい。鎌倉のハイキングコースは平坦で歩きやすいので初心者向けです。)


観光客で賑わう鶴岡八幡宮や
鎌倉のオシャレなカフェもいいけれど
喧騒から離れて心静かに過ごしたいという人には
ハイキングがおすすめです。

私が歩いた道は
通称「葛原岡神社•大仏コース」と言われ
昔の面影が色濃く感じられる自然の古道です。

今日は山に登ったのに海がよく見えました。
何十年、何百年昔の人も同じ景色を見たのでしょうか。

(写真だと肉眼ほどよく見えませんが、深い木々の先に広がるのは海。真正面に見えるのは逗子の海岸です)


音を聴き、風を感じ、
時々立ち止まって景色を見る。
すれ違う人と挨拶しあいながら、ただ歩く。

これだけのことが楽しくてならないのは
春の魔法かもしれません。

暑くなるとハイキングも大変なので
4月のうちにまた歩きたいなと思いました。

山から降りてくると、鎌倉は誘惑がいっぱいです。

(鎌倉西口の自家焙煎珈琲ヲガタにて)


公園遊びの後は鎌倉駅近くの喫茶店にてお茶をしました。

せっかく運動してもこれでは痩せません。


かまくらのおと
白河晃子

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