「誕生日に思うこと」
- 2020-12-06
- くらしのおと
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今年も、また一つ、
無事に歳を重ねました。
おかげさまで、家族とともに、
日々、元気に過ごしております。
毎年この日は、昔、母から聞いた、
「私が産まれた日の話」
を思い出します。

両親にとって、私は、待望の第一子。
地元の小さな助産院で、健診から出産まで、
お世話になる予定だったそうですが、
いざ陣痛が始まると、
お腹の赤ちゃん(私)の状態から、
普通分娩が難しいということが判明し、
母は、救急車で、
都内の赤十字病院へ緊急搬送。
病院に到着するや否やオペ室へ運ばれ、
緊急帝王切開で、私が産まれたそうです。
「大変だったよ〜。でも、おかげで、救急車にも乗れたし、出生地(広尾)に箔がついたわね!」
と、母は、そんな調子で、
いつも語ってくれましたが。
もし、その日、
何かひとつでも、歯車がずれていたら…
母の身も危なかったでしょうし、
私は、この世界を見ることがなかったかもしれません。
日々の暮らしの中では、
欲が尽きない私でありますが。
原点に立ち戻ると、
両親や家族、そして、
関わってくださる方々のおかげで、
歳を重ねてこられたということが、
ただただ、ありがたいなぁと思います。

「明るい子に育ちますように。明るく周りを照らす人になりますように。」
そんな意味を込めて、
父と母が「音」を決め、
祖母が「字画」を占い、
もう一人の祖母が、自分の名前と同じ
「光」という文字が入っていることを気に入ってくれた、
「晃子」という名前。
不思議なことに、歳を重ねるごとに、
自分自身の「道しるべ」になっていくように感じています。
名前に相応しい自分に近づいていけるよう、
また、一日一日を大切に、重ねていきたいと思います。
2020年12月6日
かまくらのおと
白河晃子

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