「やりたいことをビジネスにする道のりを、かっちり構えず学べる一冊」
- 2021-01-08
- もののおと
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手元に溜まった「読みたい本」を、
年末年始で解消することができず…
1月は、引き続き、ひとり読書月間中!
その中で、最近、印象に残った一冊が、
こちらの本です!
↓↓↓
「キッチンで読むビジネスのはなし
11人の社長に聞いた仕事とお金のこと」
一田憲子著(2018 KADOKAWA)
読み始めたら面白くって、
「キッチン」ならぬ、「車内」で、腰を据えて読みました^^
「ビジネス」というキーワードはあれど、
暮らし、生き方、エッセイ、インタビュー…
いろんなジャンルの要素が感じられる一冊。
その中で、
「やりたいことを仕事の形にするには?」
「ものを売るとは?」
「長く愛されるブランドを作るには?」
といった、仕事やお金のことを、
男女11人の経営者のストーリーから、
巧みに切り取り、伝えてくださっています。
インタビュアー兼ライターである著者の、
まっすぐな姿勢や柔らかい表現が心地よく、
一見難しそうなビジネスの話も、すんなり頭に入ってきました。
特に、体系立った「ノウハウ」ではなく、
経営者それぞれの具体的な「アプローチ」や
「手順」に触れられるのが、よかった。
自分自身に置き換えて、ハッとしたことや、
こんな風にやってみよう!と思えたことが、たくさんあります^^
一方で、結局のところ、
「アプローチも手順も、十人十色!」
ということも、改めて、腑に落ちた。
それぞれの信じた道で、
良いことも悪いこともたくさん経験して、
その経験の中から、人を助けて、
世界をより良くしていく。
それを、真摯にやり続ける。
ということが、
ビジネスを形にする真髄なのだろうなぁ、
なんてことを思いました。
(この背景に写っている、鎌倉のジャムと焼き菓子のお店「ロミユニ・コンフィチュール」の経営者さんも、本に出てきました!)
そして、本の内容もさることながら、
著者一田さんの「役割」「世界観」にも、
学ぶところが、たくさん!
インタビュワーとしての立ち位置、
今、会話が繰り広げられているような描写、
飾らない姿勢、言葉の選び方、紡ぎ方….
すべてに、惹きつけられました!
おこがましいけれど、私もいつか、
こんな表現ができるようになれたらなぁ^^
今月は、1年の始まりで、皆さんも、
本を手に取る機会が、多いのではないでしょうか。
かっちり構えず、読み物的に、
ビジネスのことを考え、学んでみたい、
大人の女性には、おすすめの一冊です。
かまくらのおと
白河 晃子
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