「決算の季節に、数字の正しさや結果より大事だなと思うこと。」
- 2021-01-21
- ひとのおと
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個人でお仕事をなさっている方は、
確定申告に向けて、作業をなさっているタイミングでしょうか。
私は、経理を自分で行っていますが、
おおよその決算作業が終わり、一段落しました。
毎月、整理しておけば良いものを、
なんだかんだ、年度明けの1月にまとめて、ということになる。苦笑
決して褒められたものではありませんが、
レシート整理や、数字を入力する作業。
嫌いではありません。
というのも、こういった事務作業は、
新しい企画や講座を生み出すような、
頭の中の作業とは違って、
「ここから、ここまで完了した!」
という「進捗」が、はっきり見えるから。
一人で「生み出す」仕事ばかりしていると、
「私は、前に進んでいるのだろうか…」
と不安になるもの。。
だからこそ、あえて、
時々、事務作業を挟んでみることが、
精神衛生上、大事だなと思っています^^
さて、実は、元銀行員でありながら、
「数字」というものが大嫌いだった私。
というのも、
数字を扱う以上、正確でなければならない!
という観念があったから。
もちろん、銀行員としては、そうあるべきなのですが、、、
いかんせん、私は大雑把なのです^^;
稟議を作成するときも、報告をするときも、
「絶対に、数字を間違ってはいけない」
という、強迫観念にも似た「苦しさ」を感じていました。
また、
「担当先の売上が増えた減った」だの、
「個人の目標を達成したか否か」だの、
数字とは、残酷に「結果」を突きつけてくる嫌なもの、
とも思っていた。
だから、数字を、見たくなかった。笑
ただ、自分で仕事をするようになり、
その捉え方が、大きく変わってゆきました。
どう変わったのか、というと、
数字を「正しさ」や「結果」ではなく、
全体の「流れ」や「変化」を把握するもの、
と、思うようになってきたのです。
というのも、個人の仕事の場合、
管理してくれる上司がいるわけでもなく、
変化を共有する同僚がいるわけでもなく、
「この一年、自分は何をして、仕事はどう変化していったのか」
を、振り返り、把握する手段が、全くなかったりするから。
過ぎたことは、驚くほど、どんどん忘れてゆきます…
1ヶ月前のことですら、
「私、先月、何していたのかな」
って、よく思いますから^^;
ですから、自分の仕事の「流れ」や「変化」を知るために、
数字を見るようになりました。
正確性や、結果は二の次です。笑
昨年、2020年は、
流れや変化が、とてもわかりやすい。
例えば、私の場合、
講座をすべてオンラインに移行したので、
会場費や交通費が、がくんと減っています。
また、WEBの開発に力を入れたので、
広告宣伝費が、ぐんっと増えています。
仕事の性質上、月の売り上げの凸凹は大きいですけれど。
そんな数字の増えた減ったを、
ただただ、フラットに見ることで、
一年間の世界の様子や、その中で、
私はどう動いていたのか、といった、
「流れ」や「変化」が見えてくる、
というのは、面白いことだなと思います^^
それを捉えた先に、
頑張った自分を認めてあげられたり、
この仕事を、これから、
どう変化させ、どう続けていこうか、
という発想や気持ちが湧いてくることもある。
それは、一時点の、数の正しさや結果より、
断然、大事なことと、私は思います。
もし、私と同じように、
「数字が嫌い」
「決算作業がいやだ」
という方がいらしたら、
何か、その捉え方が変わるヒントになったら嬉しいです。
かまくらのおと
白河晃子
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