「決算の季節に、数字の正しさや結果より大事だなと思うこと。」

個人でお仕事をなさっている方は、
確定申告に向けて、作業をなさっているタイミングでしょうか。


私は、経理を自分で行っていますが、
おおよその決算作業が終わり、一段落しました。


毎月、整理しておけば良いものを、
なんだかんだ、年度明けの1月にまとめて、ということになる。苦笑


決して褒められたものではありませんが、
レシート整理や、数字を入力する作業。
嫌いではありません。


というのも、こういった事務作業は、

新しい企画や講座を生み出すような、
頭の中の作業とは違って、

「ここから、ここまで完了した!」

という「進捗」が、はっきり見えるから。


一人で「生み出す」仕事ばかりしていると、

「私は、前に進んでいるのだろうか…」

と不安になるもの。。


だからこそ、あえて、
時々、事務作業を挟んでみることが、
精神衛生上、大事だなと思っています^^
 

 
さて、実は、元銀行員でありながら、
「数字」というものが大嫌いだった私。


というのも、

数字を扱う以上、正確でなければならない!

という観念があったから。


もちろん、銀行員としては、そうあるべきなのですが、、、
いかんせん、私は大雑把なのです^^;


稟議を作成するときも、報告をするときも、

「絶対に、数字を間違ってはいけない」

という、強迫観念にも似た「苦しさ」を感じていました。


また、
「担当先の売上が増えた減った」だの、
「個人の目標を達成したか否か」だの、

数字とは、残酷に「結果」を突きつけてくる嫌なもの、

とも思っていた。


だから、数字を、見たくなかった。笑


ただ、自分で仕事をするようになり、
その捉え方が、大きく変わってゆきました。


どう変わったのか、というと、

数字を「正しさ」や「結果」ではなく、

全体の「流れ」や「変化」を把握するもの、

と、思うようになってきたのです。


というのも、個人の仕事の場合、

管理してくれる上司がいるわけでもなく、
変化を共有する同僚がいるわけでもなく、

「この一年、自分は何をして、仕事はどう変化していったのか」

を、振り返り、把握する手段が、全くなかったりするから。


過ぎたことは、驚くほど、どんどん忘れてゆきます…


1ヶ月前のことですら、

「私、先月、何していたのかな」

って、よく思いますから^^;


ですから、自分の仕事の「流れ」や「変化」を知るために、
数字を見るようになりました。


正確性や、結果は二の次です。笑
 

 
昨年、2020年は、
流れや変化が、とてもわかりやすい。


例えば、私の場合、
講座をすべてオンラインに移行したので、
会場費や交通費が、がくんと減っています。


また、WEBの開発に力を入れたので、
広告宣伝費が、ぐんっと増えています。


仕事の性質上、月の売り上げの凸凹は大きいですけれど。


そんな数字の増えた減ったを、
ただただ、フラットに見ることで、

一年間の世界の様子や、その中で、
私はどう動いていたのか、といった、

「流れ」や「変化」が見えてくる、

というのは、面白いことだなと思います^^


それを捉えた先に、
頑張った自分を認めてあげられたり、

この仕事を、これから、
どう変化させ、どう続けていこうか、

という発想や気持ちが湧いてくることもある。


それは、一時点の、数の正しさや結果より、
断然、大事なことと、私は思います。


もし、私と同じように、

「数字が嫌い」
「決算作業がいやだ」

という方がいらしたら、
何か、その捉え方が変わるヒントになったら嬉しいです。


かまくらのおと
白河晃子

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