ラ・ヴィ鎌倉 と 映画チョコレートな人々
- 2023-02-18
- くらしのおと
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「美味しいもの食べたいなぁ」
というときに、いつも頭に浮かぶのが
由比ヶ浜のフレンチレストラン
la vie(ラ・ヴィ) 鎌倉です。
この日はくらかさんと
逗子にあるシネマアミーゴで映画を観た後
海沿いを移動してランチに訪れました。
日差しは少しずつ春の気配を増していますが
強い寒気が戻った一日。
お店に入るやいなや
穏やかな笑顔の店主に迎えられ
心底ホッとしました。
その後ろには
クリーム色の木蓮の花が
大胆に活けられていました。
あぁ春だなぁと
また、ホッとしました。
お料理は
京にんじんのポタージュに始まり
瑞々しく新鮮なブリのサラダ
メインは豚肩ロースと鎌倉野菜でした。
デザートは撮り忘れ。。
![](https://kamakura-no-oto.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4398-scaled.jpg)
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どのプレートも
華美な主張がなく
色合いも味も
淡い優しさがあります。
食べるごとにふわっと力がぬけ
元気が湧いてくる。
鎌倉の中心から少し離れた静かな場所にあり
ひと席ひと席がゆったりと設けられているのも
心地よさの秘訣かもしれません。
映画がとても良かったものだから
その後のランチはすごく重要です。
食事でがっかりしたら
映画も興醒めだもの。
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この日観た映画は
「チョコレートな人々」
くらかさんが誘ってくださったので
何の気なしに観に行ったら
すごく深い作品でした。
上映会を開催した「人生フルーツ」同様
東海テレビが手がけたドキュメンタリー映画。
舞台は愛知県豊橋に本店を構える
パティスリー「久遠チョコレート」です。
映画全体をチョコレートの
甘くポップなイメージで軽快に描きながらも、
根底にあるのは
障がい者や社会的マイノリティの
働き方や賃金という社会問題であり
生きる尊厳という大きなテーマです。
![](https://kamakura-no-oto.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4392-680x511.jpg)
チョコレートが作られる工程や
美味しそうな映像を見ながら、
言葉にならない想いや疑問が
どんどん湧き起こってきました。
ダイバシティや多様性という言葉を
耳にするようになって久しいですが
それを言葉にするほど
分断の意識が大きくなるような気もします。
私は母子家庭で育ったし
祖父が障がい者でしたから
この映画に見る社会の歪みが
他人事には思えなかったな。
本当の意味で
すべての人が個性的な存在のまま
和して生きる世界を創造するために
この映画の果たす役割は
とても大きいような気がしてなりません。
![](https://kamakura-no-oto.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4399-680x906.jpg)
くらかさんとは何を解決するでもなく
思いのままに話し続け
大事なひとときを過ごしました。
食事をしながらの語り合いが
映画を完成させてくれるのかもしれませんね。
やっぱりラヴィにして良かった。
かまくらのおと
白河晃子
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