「何かを創りあげることの奥深さ〜プロフィール写真を撮影しました〜」

この3月。ずっと気にかかっていたことに、
ようやく取り組むことができました。


それは、プロフィール写真の撮影!


12月の冬至あたりから
身の回りの「もの・こと」に
たくさんの違和感が出てきて、

それ以来、新しいものへの入れ替えを
ずっと繰り返しているのですが、

プロフィール写真も、その一つだったのです。


以前のお写真も、
とてもとても気に入っていたのですが、
なぜか今の自分には、しっくりこず。


その感覚を、放置すること数ヶ月。

違和感は、次第に大きくなり、
いよいよ、見逃せなくなっていました。


私たちの内側も、季節と同じように、
どんどん巡り、展開していきますから、

しっくりこなくなったものは、
その時々で、やはり、入れ替えていく必要があるのだろうと思います。
 
 

 
 
さて、今回、撮影を依頼したのは、
中村写真事務所の中村かなこさん


ここ1年以上、お仕事で関わる機会も多く、
彼女のクリエイティブに魅了されていたので、

次に写真を更新する時は、
彼女に委ねようと、前々から決めていました。


プロフィール写真を撮影する機会は、
これまでにも何度かあり、

通常であれば、イメージ戦略を議論したり、
綿密にシーンや服を打ち合わせるのですが、

今回は、あえて、それをせず。


今の私が大切にしていることや、
毎朝ノートに綴っている、
大事なキーワードやイメージをお伝えし、

あとは、文字通り、
全て、カメラマンに委ねることにしました。


これが、今の私には、とても心地よかった。


プロの視点と引き出しで、
イメージをぐんと膨らまてくださった上に、

私にはない選択を、
次々提案してくださり、

私の中に確かにある、
でも、つかみどころのないものを、
具体的な表現へと昇華してくださったから。
 
 


 
 
わかりやすいところで言うと、
私には、橙色という選択はなく、

色だけをとっても、
生まれ変わったような気分です。笑


また、非常に興味深いのは、
撮影したくださったお写真が、
表面的なところにとどまらず、

映し出された人間が、
じわっと滲み出てくるような、奥行きを感じること。


自分で言うのは憚られますが、

ただ綺麗とか、
ただ素敵に写してもらった、
 
というのではなく、
 
根源的なその人らしさが、
もっと深いところから、
香ってくるように思うのです。
 
 

 
 
ご依頼から撮影までの流れは、
非常にスピーディでした。
 

にもかかわらず、
このような仕上がりになったのは、
 
長年のお付き合いがある、ということも、
大きく関わっているように思います。
 
 
かなこさんとは、普段から、
お仕事、それ以外のシーンでも、
たくさんのことを分かちあっています。


休憩タイム、ご褒美タイムという名の、
脱線や、無駄話もとても多い。笑


でも、実は、そういった脱線の中にこそ、

人間らしさや、大切なことが存在する、

というのも、事実ではないでしょうか。


きっと、普段の会話の中から、
私を映し出すために必要な要素を、

すでに、十分に、共有してくださっていたのだろうと、思ったのです。


今回の撮影のプロセスを振り返りながら、
ふと思い出したのは、

過去に対談ライブをご一緒した、
作家 石川先生より、いただいたお言葉でした。
 
 

表面に出てくるものは、ごく一部。

目には見えなくとも、その後ろには、
それを生じさせる8割、9割の土台がある。

だからこそ、人と人が、
本当に良いものを創り出すには、

お互いのことを、
どれだけ共有しているかが、とても大事。

 
  
対談を構成することも、
撮影をすることも、
何かを創り出すことには、変わりありません。


それは、きっと、
秘書という私の本業においても、
同じことが言えるでしょう。
 
 
たかが写真と言ってしまえば、
それまでのことですが、

今回の撮影は、私にとって、

「何かを創りあげることの奥深さ」

を体感するに十分な機会でした。


実は、今回、カメラマン以外にも、
力を貸してくださった方がいました。


お一人は、撮影イメージを膨らませるときに
ご協力くださった
ブランドプロデューサー 大磯爵歌さん


さらに、もうお一人は、
目の覚めるようなオレンジのドレスを
快くお貸しだしくださった
パーソナルスタイリスト 麻生 麗子さん


この場をお借りして御礼申し上げます。


実は、かなこさんとの撮影は続きます!


この「かまくらのおと」も写真の力で、
じわじわ、リニューアルしていく予定です。


ぜひ、お楽しみに。


かまくらのおと
白河 晃子

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