「想像が膨らむ!夏の武相荘にてミーティング」

昨日は、夏真っ盛りの「武相荘」へ出かけました。
 
展示スペースはもちろんのこと、敷地内の「レストラン」が非常に気の良い空間なので、あえてこの場所でミーティングしようと、約束していたのです。
 

 
ご一緒してくださったのは、Vision Bridge 大磯さん
 
二年前にこの「かまくらのおと」の制作に関わってくださったのですが、今回は、サイトリニューアルに向けて、またディレクションとコピーをお願いしています。

暑いせいか通常より人の少ないレストラン。

外のジリジリとした暑さと対照的に、涼やかな空気が漂う店内で、おもむろに企画書を見せてくださりました。

 
毎度のことなのですが、彼女が紡ぐキラリと光る言葉、そして、的を射た表現に唸らされます。

それはまるで魔法のようでもある。読み終えた後の余韻の美しさにも、しばし酔いしれました。

サイトのことだけでなく、互いの仕事のこと、未来のことも話をしました。

自然の力がみなぎるこの場の空気も手伝って、想像はどんどん膨らんでいきます。

それを実現するには何が必要?何をしていく?と逆算し、あえてロジカルにも考えてみる。

こういう時間、大好きです。

とはいえ、その通りになるかは、いくら算段してみたところで分かりませんね。

「頭で考えたことに固執せず、心の向く方へ動いていこう」たいてい、そんな結論に至ります。

ミーティングは適当なところで切り上げて、展示スペースの縁側へ場所を移しました。
 

 
この縁側がまた何ともいえない趣なのです。

白洲正子さんご夫婦の気配が色濃く残っているような気もします。

少しの間そこにとどまり、庭に生い茂る草木や竹林のそよぐ音と力強い蝉の声に全身を傾けてみる。

すると、ミーティングで活性化していた思考がすんと鎮まり、今ここにある自分を、少しだけ確かなものとして感じられるような気がしました。

「結局ちっぽけな体でできることは、今日一日、目の前のことに誠実に取り組むだけ。」

自然から、あるいは、正子さんからそんなことを教えてもらっていたのかも知れません。

実は、サイトリニューアルだけでなく、仕事も大きな転換期。

大切なことを心に据えて歩みを重ねていきたいと思います。


かまくらのおと
白河 晃子


(大磯さんのストーリーより。季節によって表情が変わる武相荘。本当に美しい)

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